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足の爪の切り方

爪を短く切る(摘む)習慣のある方が多いようです。 爪が長く伸びていると、特に子供のころ、指先と爪の間に汚れなどがたまって黒く見え、清潔感がないととらえられるため、爪を短くする習慣がついているのでしょう。 美容的な面から、逆に爪を伸ばす方も少なくありません。

爪の適正な長さ

爪にも役割があります。 爪は指先を保護するだけでなく、指の感覚をするどくし、何かをこする際にも役立っています。 特に足の爪は、歩く際など指の腹に下から加わる力を受け止める働きをしています。 爪の長さは、指の腹側から見て、爪が少し見えるくらいが適正とされています。 爪は伸び続けていますので、爪を切る際は、見えるか見えないか程度で良いでしょう。

深爪にすると

さて問題は、爪の切り方が適切でないと、刺し爪などの原因になることです。 爪の両はじの角の部分が、爪の外側にある皮膚に食い込むのが刺し爪です。 足の親指に多いものです。 爪の外側の皮膚(側爪郭 そくそうかく)は少し盛り上がっており、この部分と爪の間には溝があります。 爪が短く、爪の角が指先より後ろにあると、例えば足を踏まれた場合などに、爪の角が皮膚(側爪郭)に食い込むことがあります。 炎症などで側爪郭が腫れて盛り上がり、その下に爪の角が隠れると、爪を切る際に隠れた角の部分が残って棘(とげ)のようになり、さらに食い込んで痛みも強くなります。

爪の切り方

特に足の親指の爪は、切り方に注意が必要です。 爪の真ん中が長く両端が短い、放物線のような形にする方が多いのですが、これだと角が食い込みやすくなります。 極端な表現かもしれませんが、足の親指の爪は四角に切るように心がけてください。 ポイントは、両端を短くしないことです。 爪の先端の乳白色の部分が、1~2mm残るくらいが良いでしょう。

シニアの場合、爪がうまく切れないことが少なくありません。 体が硬く背中を曲げにくかったり、老眼のため爪がよく見えなかったりします。 また爪が厚くて、家族の方にお願いしても難しい場合があります。 そのような際は、足浴(そくよく)などで爪を軟らかくしてから切るようにして下さい。 洗面器にぬるま湯を入れ、足を10分くらい浸しておくと、爪が軟らかくなります。 爪切りを使わず、やすりで削る方法もあります。 いちどに爪を切ろうとせず、何回かに分けて少しずつ整えるほうが良いでしょう。

どうしても上手くいかない場合は、ご相談ください。

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