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巻き爪・刺し爪

巻き爪

巻き爪(まきづめ)は、おもに足の親指にみられる爪の変形です。爪のわんきょくが先端に向かうにつれ強くなって、トランペットのような形になります。爪の先の方から見ると、爪が筒のように見えたり、ひらがなの「つ」や「の」の字の形に見えたりします。軽い場合は症状が無いのですが、下の皮膚に爪の側縁が食い込むと、痛みを感じるようになります。先の細い靴をはく習慣があると巻き爪になりやすいとされますが、原因がはっきりしない場合も少なくありません。痛みがなければ特に治療の必要はありませんが、ご自分で爪がうまく切れない方はご相談ください。痛みが強い場合には、超弾性ワイヤー等の特殊な器具を使って、爪のわん曲を矯正する処置を行うことがありますが、残念ながら効果は2~3カ月しか続かず、健康保険も使えません。

刺し爪

刺し爪(さしづめ)も、おもに足の親指にみられます。医学病名は、陥入爪(かんにゅうそう)といいます。爪の内側ないし外側のふちが、皮膚に食い込んで赤く腫れ、痛みを感じます。肉のようなもの(肉芽 にくげ)ができて、ジクジクする場合もあります。深爪が原因であることが大半です。爪の端が短いと、足を踏まれたり、激しいスポーツをした際などに、爪の角が皮膚に食い込みやすくなります。また、爪の角を切る際に、一番端の部分だけトゲのような形で切り残すと、このトゲが皮膚に食い込むことになります。

刺し爪の治療

刺し爪の治療には決定打がなく、ケースバイケースで対応します。症状が軽い場合には、しばらく爪の周りを保護していると炎症がとれてきます。痛みが強い場合には、特殊なテープを使って爪の食い込みを軽くする処置(テーピング法)、食い込んでいる爪の下にコットンを詰める処置(コットンパッキング)、プラスチックのチューブに切れ目を入れ、食い込んでいる爪の部分に差し込んで固定する処置(ガタ―法)などを行いますが、どの処置も2~3か月は続ける必要があります。爪のトゲがある場合は、特殊な爪切りを使って、トゲを除去します。このような処置で改善がみられない場合には、手術を行うことになります。

 

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