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ヘルペス

軽い痛みを伴う1~2mmの小さな水ぶくれが、何個か集まってできる病気です。水ぶくれができる範囲は直径1cmくらいのことが多く、あとでカサブタになります。

場所は、くちびるの周りや性器、お尻が主ですが、ほかの場所のこともあります。同じ場所に繰り返しできることが多いのですが、毎月のように繰り返す方もいれば、10年ぶりという方もいます。水ぶくれができる前に、ピリピリした違和感やかゆみを感じる傾向があります。

 

ウイルス

ヘルペスは、単純ヘルペスというウイルスに感染することで起こります。このウイルスは、帯状疱疹の原因ウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)の仲間ですが、別のものです。他の人から単純ヘルペスウイルスが感染すると、神経にずっと住み続けます。ご本人が健康な時はおとなしくしているのですが、体調が悪い時などに免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが活動を開始して症状がでることになります。くちびる周囲などでは、強い紫外線を浴びたあとに出ることもあります。

生活上の注意

症状が出ている時は、ほかの人にうつさないよう気を付けてください。水ぶくれなどに触ったら、よく手を洗いましょう。コップやタオルを共有しないようにしてください。くちびる周囲の場合、キスや頬ずりでうつることもあります。赤ちゃんに感染すると重い症状を起こすことがありますので、赤ちゃんとの接触はなるべく避けるよう注意しましょう。性器に症状が出ている際には、性行為を控えてください。

治療

ヘルペスの治療には、ウイルスが増えるのをおさえる内服薬(飲み薬)と外用薬(ぬり薬)が使われます。一般的な治療法は、症状が出た際になるべく早く内服薬をのみ、皮膚を保護するために外用薬をぬることです。再発を頻繁に繰り返す方に対しては、患部に違和感を感じてヘルペスが出そうだと思った時、6時間以内にファンビル®という薬を内服し、その12時間後にまた内服することにより、水ぶくれが出ないようにする治療があります。また、性器のヘルペスを繰り返している方には、バラシクロビルという薬を長期間のみ続けることで再発しにくくする方法もあります。

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