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稗粒種(ひりゅうしゅ)

「ひりゅうしゅ」ないし「はいりゅうしゅ」と読みます。1~2mmくらいの小さな白いできもので、少し盛り上がっています。顔、特にまぶたや目の下に多いものですが、どの部分の皮膚にもでき、1個だけのことも多数が集まっていることもあります。かゆみや痛みは、普通ありません。

 

稗(ひえ)は雑穀で、以前は人間が食べていたのですが、今は小鳥のエサですね。稗粒種は白くて丸い小さな粒なので、見た目が似ている稗の字が使われたようです。皮膚のごく浅い部分に、角質塊とよばれるものが存在しています。「にきび」や「みずいぼ」と間違われていることも多いようです。生まれつき稗粒種のもとになる組織があり、子供のころ、あるいは大人になってから目立つようになるもの(原発性)と、ヤケドやケガなどの後にできるもの(続発性)があるとされます。

治療は

うつるものではなく、痛みなどもないため、見た目が気にならなれければ、治療の必要はありません。治療をご希望の場合には、細い針を使って、表面の皮膚に小さな切れ目を入れ、特殊なピンセットで押し出します。この処置に伴う痛みは軽いので、麻酔の必要はありません。1個あたり数秒~10秒程度で終わる処置ですが、ごく少量ですが出血するため、数が多い場合には何回かに分けて取ることがあります。特に目の近くにある場合、お子さんは怖がることが多いので、中学生以上になって、ご自分が治療を強く希望するまで待つことをお勧めします。

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