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痒疹(ようしん)

名前のとおり、痒み(かゆみ)の強い病気です。いくつかの種類があるのですが、多くは、結節性痒疹(けっせつせいようしん)と多形慢性痒疹(たけいまんせいようしん)です。

結節性痒疹

結節性痒疹は成人の女性に多く、腕やスネなどに灰褐色の硬いしこり(結節)が幾つもできる病気です。多形慢性痒疹はシニアの方に多く、おなか周りや腰などに、皮膚が厚くて硬くなった部分や硬いしこりが幾つもできる病気です。どちらも良くなったり悪くなったりしながら長期に続きます。原因はよく分かっていないのですが、一部ではアトピー性皮膚炎や虫刺されなどが誘因になるとされます。また、透析を受けている腎不全の方や糖尿病、血液のがんの方にみられる場合もあります。

治療

治療には根気が必要です。ステロイド外用剤(ぬり薬やテープ剤)とかゆみ止めの飲み薬が、主に使われます。少し良くなった部分でも、かゆみが無くなったと安心して治療しないでおくと、再発します。茶色くなって、目をつぶって触れても分からなくなるまで治療を続けて下さい。範囲が広くアトピー性皮膚炎が関係している場合には、特殊な器械で紫外線照射をする治療を行うと、かゆみも軽くなり、しこりも少しずつ無くなっていきますが、週に1回の照射をしばらく続ける必要があります。

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