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アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、強いかゆみを伴う湿疹が慢性的に繰り返す病気で、左右対称性に湿疹がでやすいという特徴があります。赤ちゃんでは顔などの赤いジュクジュクした湿疹、幼児期からは肘関節や膝関節の内側の乾燥した湿疹がよくみられます。

膝のうら

思春期以降は主に上半身に湿疹が出るタイプや、全身に湿疹が広がるタイプなど、症状は人によってさまざまです。仕事や家事などで、手あれをおこしやすい傾向があります。

経過

小学校に入学する頃、あるいは思春期までに治ることが多いのですが、成人しても続いたり、一度治ってから大人になって再発することもあります。成人になって初めて発症する人も一部にいるのですが、乳児期などに軽いアトピー性皮膚炎があった場合が多いと考えられています。

治療

治療は、

1)かゆみや皮膚の症状を抑えるステロイドなどの外用剤(ぬり薬)と、かゆみを鎮める飲み薬による薬物治療
2)炎症を予防するためのスキンケア
3)患者さんによって異なる悪化要因を見つけて避けること

の3つが基本となります。

皮膚の状態が良くなっても、治療をやめるとすぐに悪化する傾向のある方に対しては、改善したあとも、症状がでやすい場所に外用剤を週に2~3回ぬるという予防的な治療を行います。これをプロアクティブ療法といいます。プロは「前」、アクティブは「活性」で、病気がひどくなる前に治療しておくという意味です。このようなタイプの方は、症状が良くなって正常に見える部分でも、実は軽い湿疹が残っているため、時々薬を塗ることで良い状態を保つことができます。

また大人で重症の方に対しては、強い飲み薬(シクロスポリン、JAK阻害薬)の服用、生物学的製剤の注射などの治療法が登場しています。効果は高いのですが、費用が高く、副作用に注意する必要があります。特殊な紫外線を照射するのも有効なのですが、週に1回の治療を継続する必要があり、お子さんには認められていません。治療には時間と手間がかかりますが、まずは痒みや見た目などが日常生活に支障のない状態を保つことを目標にしましょう。

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