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脂漏性角化症

症状

脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)は、顔などによくある皮膚の良性腫瘍です。20歳代から発症することもありますが、80歳以上ではほぼ全員にみられるとされ、シニアの方ではありふれた病気です。しかし、皮膚がんと区別することが一般の方には難しいので、注意が必要です。大小さまざまですが、直径5mm~2cmのものが多く、褐色ないし黒っぽく、少し盛り上がって表面がザラザラしています。子供の遊びなどで使う粘土を平べったくちぎって、皮膚に貼り付けたような見た目です。痛みやかゆみは、普通ありません。皮膚がんが心配、見た目が気になる、ひげそり時にじゃまになる等の理由で受診される方が多いようです。

診断と治療

ダーモスコープという器械を使って診断します。皮膚がんとの区別が難しい場合は、皮膚の一部を取って検査(生検)しますが、まれなケースと考えて下さい。治療も難しくありません。液体窒素を使って凍らせる治療をすると、カサブタのようになって2週間程度で取れてしまいます。入浴などの制限はありません。小さなものでは1回、大きなものでも2~3回の処置でなくなります。数が多い場合には、数回に分けての治療が必要です。炭酸ガスレーザーで焼灼することもあります。

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