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帯状疱疹予防のワクチン

帯状疱疹は痛みの強い病気として知られていますが、皮膚だけでなく目などにも病変がおよぶ場合があります。また特に60歳以上の方では、帯状疱疹後神経痛という痛みが、何年も続くことがあります。帯状疱疹の発症や重症化の予防は、水ぼうそうのウイルスに対する免疫を強くすれば可能になります。その手段としてワクチン接種があります。当院でも接種を行っていますが、通常の診療予約とは別に、ワクチン接種の予約が必要です。

2種類のワクチンがあります

帯状疱疹ワクチンには、「弱毒生水痘ワクチン」と、「シングリックス®」の2種類があります。水痘とは水ぼうそうのことで、「弱毒生水痘ワクチン」は以前からお子さんに接種されている水痘ワクチンと同じものです。比較する表をごらんください。

  弱毒生水痘ワクチン シングリックス®
対象となる方 50歳以上 50歳以上
帯状疱疹の発症を予防する効果 50%くらい 90%以上
帯状疱疹後神経痛を予防する効果 65%くらい 90%くらい
70歳以上での効果 低くなる あまり変わらない
効果の持続期間(めやす) 5年 10年
注射する回数 1回 2回(2か月間隔)
費用 8500円(税込み) 44000円(2回で。税込み)
副反応 少なくて軽い 比較的多い
注射部位の副反応 痛み(15%)、腫れ(14%)など 痛み(90%)、腫れ(65%)など
全身的な副反応   発熱(24%)、筋肉痛(54%)など
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種できない方

病気や薬などで免疫が低下している人
他の生ワクチンを接種して4週間以内

新型コロナワクチン接種前後の2週間

新型コロナワクチン接種前後の2週間
注射する部位 皮下 筋肉(三角筋)

どちらを選びますか?

両方とも、対象年齢が50歳以上です。効果は「シングリックス®」の方が高いのですが、新型コロナワクチンのような筋肉痛や関節痛、疲労感などの副反応がある、2回の接種が必要、費用が高いなどの問題点があります。逆に「弱毒生水痘ワクチン」は、1回の接種で済み、副反応はあまり無く、費用も比較的安いのですが、効果が高いとはいえないのが難点です。どちらを選ぶか悩ましいところですが、60歳未満など比較的若く、何となく心配だから取りあえず接種を受けたいという方は、弱毒生水痘ワクチン。身近に帯状疱疹でつらい思いをしている方がいるなど、高齢で高い効果を長期に望まれる方は、シングリックス®が良いと思います。

予約と予診票

新型コロナワクチンと同様、予診票をお書きいただき、接種当日にお持ちください。「弱毒生水痘ワクチン」と「シングリックス®」で予診票が違います。ご来院の際に予約する場合には、お選びいただいたワクチンの予診票をお渡しします。当院の診察券をお持ちの方は、電話でもご予約頂けます。その際は、接種を希望されるワクチンの予診票を下から選び、ご自分で印刷していただくようお願いいたします。

弱毒生水痘ワクチンの予診票

シングリックス®の予診票

 

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