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あせも

汗は皮膚の下で作られ、細い管を通って皮膚の表面に出てきます。この管がふさがったものが「あせも」です。医学の世界では汗疹(かんしん)とよばれ、管がふさがる場所によって、水晶様汗疹と紅色汗疹に分けられます。

水晶様汗疹

水晶様汗疹は皮膚のごく浅い部分で管がふさがったもので、名前のとおり透明で小さな薄い水ぶくれです。生後間もない赤ちゃんの顔にできることが多いのですが、おとなでも発熱した際などにみられることがあります。かゆみなどは無く、2~3日でむけて自然に治ります。

紅色汗疹

紅色汗疹は、少し深い場所で管がふさがったもので、赤く小さなブツブツができ、かゆくなります。赤ちゃんに多いのですが、汗を多量にかくと大人でもみられます。顔のほか、首、わきの下など、汗のたまりやすい場所にできます。ばい菌が毛穴に入った「毛包炎」と似ていますが、治療が違いますので気を付けてください。

生活上の注意

特に赤ちゃんが、夏に汗をたくさんかいた際は、汗をこまめに拭き、着がえさせたり、シャワーで汗をながしたりして下さい。入浴の際は、よく泡立てた石鹸で優しくていねいに洗います。衣類は、通気性がよく汗をすってくれるものを選び、エアコンで室温を調節するなど、汗をかき過ぎないように環境を整えましょう。かゆみが強い場合、化膿した際などは、早めに受診してください。

 

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